人気俳優(yōu)の市原隼人が、映畫「ホテルコパン」に主演することがわかった。長野?白馬村にたたずむホテルを舞臺(tái)に、小さな喪失や絶望に苦悩しながらも生きることを模索していく人々の再生を描く物語だ。 市原が演じる海人祐介(カイトユウスケ)は、生徒のいじめ問題が原因で教職を離れた元中學(xué)校教師。退職後にいじめられていた生徒が自殺したことを知り、自責(zé)の念にかられ逃げるようにホテルコパンに身を寄せて以來、人との付き合いを避けホテルマンとしての仕事を淡々とこなしているという役どころに挑んだ。 ホテルコパンには、海人のほかに長野オリンピックの時(shí)のような活気を取り戻そうとするオーナーの桜木、我関せずという態(tài)度を貫く従業(yè)員のユキが働いている。ある日、數(shù)組の宿泊客が訪れ、久々の盛況ぶりを喜んだ桜木は、ホテル主催のパーティーを企畫し宿泊客全員を招待する。しかし、客のひとりは自殺した生徒の母親で、海人の苦悩がよみがえる。いざパーティーが始まると、ある一組の言い爭いをきっかけに、それぞれの抱える問題がせきを切ったようにあふれ出す。 主演を務(wù)める市原は「普段、人に見せない陰の感情が隠す事なく描かれていますので、思わず心を打たれ、人生の経験の中で逃げていたことに対する突き刺さるような表現(xiàn)を通し、見る方自身が自分を振り返ることが出來るような作品になっております」と語る。そして、「あの時(shí)から深く背負(fù)い込んでいるもの。実は誰しもが抱えている拭えない過去。皆様に心あたりはございませんか? ぜひ劇場でご覧下さい」と真摯にアピールした。 メガホンをとるのは、グラフィック広告のディレクター出身で、映畫やテレビドラマのプロデューサーとして活動(dòng)してきた門馬直人。PVやCM、短編映畫の監(jiān)督を経て、本作で初めて長編映畫に挑戦する。腳本家は、劇団「東京深夜舞臺(tái)」の全作品や、映畫「前橋ビジュアル系」「TAP 完全なる飼育」の腳本を手がけた一雫ライオン。伊藤主稅がプロデュースを擔(dān)當(dāng)する。 オール長野ロケによる撮影は、10月中旬から11月上旬にかけて行われ、すでにクランクアップしている。2014年初春の完成後、海外の映畫祭に出品を予定しており、日本での公開は來秋~15年初旬を目指す。臺(tái)灣でも同時(shí)期に公開される予定だという。