タレントで女優(yōu)の平山あやが、昭和10年から37年まで、第2次世界大戦前後の混亂期に、山形県大井沢村(現(xiàn)?西川町)で生涯を醫(yī)療に捧げた醫(yī)師?志田周子(ちかこ)さんの人生を映畫化した「いしゃ先生」に主演していることがわかった。 周子さんは明治43年、大井沢きっての名家?志田家の長女として生まれる。小學(xué)校の校長を務(wù)める父?荘次郎は、自身の母親が難産の末に死去したという過去があった。當(dāng)時の大井沢は無醫(yī)村で、隣の村から醫(yī)者が駆け付けたときには手遅れだった體験から、荘次郎は村に醫(yī)師の必要性を感じており、利発な周子を早くから醫(yī)師にしようと考えた。周子さんもそんな父の希望をかなえるため、東京女子醫(yī)専(現(xiàn)?東京女子醫(yī)大)へ進(jìn)學(xué)。卒業(yè)後に大井沢に戻り、へき地醫(yī)療に獻(xiàn)身することになる。 醫(yī)師として働く一方で、婦人會長や村議、町議などの役職にも就いた。母亡き後は、幼い弟妹を育て、歌人の城哀草果に師事して作歌にも勵んだが、昭和37年、胃ガンのため51歳で死去した。 生涯を獨身で貫いた周子さんだが、映畫は、そんな周子さんが女性として生きていくのか、醫(yī)者として生きていくのかに葛藤する、ひとりの人間としての姿も描く?,F(xiàn)地ではいまなお慕われる周子さんの生涯をスクリーンによみがえらせるため、山形県の8つの市町村が撮影に協(xié)力?,F(xiàn)在、オール山形ロケで撮影が進(jìn)められている。 共演に榎木孝明、池田有希子、長谷川初範(fàn)ほか。腳本を山形県出身のあべ美佳が手がけ、映畫「骨壺」やドラマ「博多ステイハングリー」の永江二朗監(jiān)督がメガホンをとった。2015年秋公開予定。